この記事では、欧州連合のデジタルサービス法(Digital Services Act、通称「DSA」)が特定の権利をいかに行使できるかを説明します。 DSAの一部は特定のオンライン空間(通称、「オンライン・プラットフォーム」)、およびそれらのプラットフォームによる特定のタイプの行動にのみ適用されます。 言い換えれば、Discord上のすべての通報または行動がDSAに基づいた措置を受けることになるわけではありません。
Discordでは、ルールを破るコンテンツや悪意ある人々をサービスから排除するた尽力を尽くしております。 これにはコンテンツをめぐるユーザーからの通報に応答することも含みます。 Discordのサービス利用規約およびコミュニティガイドラインに違反するコンテンツを通報する最も簡単な方法は、Discordのアプリ内通報画面を使うことです。 一部のユーザーは、こちらのウェブフォームを通じてDSAに違反するコンテンツを通報することもできます。
DSAはまた、一部のユーザーには具体的な異議申し立ての権利が与えられています。 DSAがあなたに適用され、かつDiscordがあなたに下記の決定のいずれかを誤って下したと思われる場合は、あなたは6カ月以内に、Discordの内部異議申し立てプロセスを通して、その決定に異議を申し立てることができます。 Discordの決定に異議申し立てを行うためのリンクは、違反通知の中にあります。
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また、Discordアプリ内で直接、あなたのアカウントに対する決定に異議を申し立てることもできます。ユーザー設定 > プライバシー・安全を開き、異議申し立てをしたい決定および、「お知らせください」を選択します。
なお、これらのDSA異議申し立てメカニズムは、提供された情報が違法であるかDiscordのサービス利用規約に違反する前提で、下記に関する決定にのみ適用されます。
- コンテンツを削除する、コンテンツへのアクセスを無効化する、もしくはコンテンツの見え方を制限する
- Discordへのアクセスを(完全にまたは部分的に)一時停止もしくは遮断する
- ユーザーのDiscordアカウントを一時停止もしくは終了する、または
- ユーザーによるDiscordでの活動の収益化を一時停止、終了、もしくは制限する。
また、これらの決定にかかわる紛争を解決する支援を受けるため、EU加盟国のデジタルサービスコーディネーターに認証された示談解決機関を選択することもできます。 欧州委員会は、利用できる紛争解決機関が認証され次第、ウェブサイトに掲載します。 Discordは法律で求められる限り、こういった示談解決機関と協働しますが、示談解決機関によってなされた決定には一切縛られません。 また、Discordは、同じ情報と同じ前提に関する紛争がすでに解決されている場合、示談解決機関と連絡を取らない権利をも有しています。